「人生、このままでいいの?」...今の自分に「いいね!」できない4つの理由
<「本当にやりたいことは何だろう?」「こんなはずじゃなかったのに......」と思ってないだろうか? 丁寧に自分と向き合えば、今日から人生が変わりだす。>
あなたは今の自分に「いいね! 」ができるか?「これからの人生をどう生きていこうか」「どうすれば、最高の人生を歩めるだろう」「本当にやりたいことは何だろう?」「こんなはずじゃなかったのに......」と思ってないだろうか? 【写真特集】金融エリートたちの意外と普通な苦悩 丁寧に自分と向き合えば、今日から人生が変わりだす。コンサルタント、僧侶として活躍する河田真誠氏のロングセラー『人生、このままでいいの? 最高の未来をつくる11の質問』(CCCメディアハウス)より第3章を抜粋。 ■質問1:今の自分に「いいね! 」ができるか? これまでの人生や日々の生活を客観的に見たとき、迷うことなく自分自身に「いいね!」と言えるだろうか? 他人に「いいね!」と言うのは簡単だけど、自分に「いいね!」をするのは意外に難しい。なぜなら、本心はごまかせないからだ。 本当は納得していないのにごまかして、自分に「いいね!」をしたところで、本当の自分はそれに気づいている。そのズレはどんどん心に積もり、ストレスになっていく。やがて、そのストレスを解消するために、不平不満やグチを言うことになる。 幸せの形(何が幸せと感じるか)は人それぞれなので、自分なりの幸せを求めればいいと思う。しかし大切なことは、あなたが本当に「いいね!」と感じているかだ。要するに、心から納得いく人生や毎日を送っているのかということ。 この質問は、自分の人生を立ち止まり、見つめ直す質問だ。毎日でも毎週でも、時々、この質問に答えてみてほしい。そして、もし答えが「NO」であれば、その理由を見つけ、改善していきたい。 ■この人生に、納得できている? 僕は、「人生でもっとも大切なことは何?」と問われたら、迷わず「納得して生きること」と言う。 どんな人生を歩もうが人それぞれなので、他人がとやかく言うことではないが、納得できていない人生ほどツライものはない。納得できていないということは、自分で選択や決断をしていないということだ。 僕は小学校の給食が本当にイヤだった。自分で選べないのに、残してはいけないと理不尽なことを言われるからだ。与えられたものを受け取っても、納得していなければグチや不満しか生まれない。自分で納得して選んでいきたい。 たとえば、「働き方」を考えてみよう。「会社に勤める」と「自分で起業する」という大まかに2つの働き方があるとする。 サラリーマンは「安定している」というメリットがあり、「自由が少ない」というデメリットがある。起業家には「自由がある」というメリットがあり、「安定していない」というデメリットがあり、どちらにもいい面とそうでない面がある。 納得して起業家を選んでいれば、「今月の売上が少なくてねー」と不安定なことでさえも受け入れ、楽しむことができるだろう。ゲームみたいなものだ。 同じく納得してサラリーマンを選んでいれば、「起業している人は満員電車に乗らなくていいし、自由に休めるし、いいよねー」とはならない。納得していれば、隣の芝生は青く見えないはずだ。 これはサラリーマンと起業家のどちらがいいかという話ではない。納得して選んでいるのか? という話だ。 自分で決断すれば、少なくともグチや不平不満は生まれないはずだ。不満なら自分の選択を変えればいいだけなのだから。納得するということは、それぞれの違いを理解した上で、自分で考えて決断することだ。