歯科医が回答!大人の歯列矯正のリスクは?保険適用できる?【働く30代が知っておくべき歯のすべて】
自力のオーラルケアでは解決できない歯列矯正の悩み。クリニックに行く前に、まず知っておくべき対処法やメカニズムを解説します! マスク生活が定着したコロナ禍以降、矯正を始める人が急増。安い投資ではないから、正しい知識を身につけて、自分に合った方法を選ぼう。 【画像】歯&口腔ケアのおすすめアイテム【働く30代が知っておくべき歯のすべて】 ◆教えてくれたのは アンチエイジング デンタルクリニック恵比寿 小川朗子先生 一般歯科から矯正歯科、審美歯科に精通し、口腔内のエイジングケアを提唱。丁寧なカウンセリングと診察に定評があり、講演会やTV出演など、幅広く活躍している。
Q.一般的な矯正治療の種類はいくつありますか?
A.主には3種類。それぞれが進化しています。 「最もポピュラーなのはワイヤーを使った矯正。ワイヤーを表に設置する表側矯正と、裏側に設置する裏側矯正があります。見た目では矯正をしていることがわからないマウスピース矯正も人気です」 【表側矯正】 早く歯を動かしたい人におすすめ。最近ではエステティックブラケットという、目立ちにくい金具のものが主流に。金額(片あご):¥220000~ ●こんな人におすすめ! とにかく早く歯を動かしたい人、できるだけコストを抑えたい人など。 【裏側矯正】 表側矯正と比べ、最大のメリットは表から器具が見えないこと。ただ、コストが高く慣れるまでは不自由を感じる人も。金額(片あご):¥440000~ ●こんな人におすすめ! 矯正器具を目立たせたくない人。 【マウスピース矯正】 マウスピースの形に合わせて少しずつ歯を動かすため、少し時間はかかるが、ワイヤーよりも痛みを感じにくく、見た目も◎。金額(片あご):¥385000~ ●こんな人におすすめ! 通院回数を減らしたい人、歯に矯正器具をつけたくない人など。 ※金額はアンチエイジングデンタルクリニック恵比寿の料金表より引用
Q.“でっ歯”をひっこめたい場合、どこまで下げられるもの?
A.抜歯の有無にもよりますが、Eラインをキレイに整える程度がベストです 「前歯が前突しているいわゆるでっ歯の人は、抜歯の有無によって下げられる限界が変わってきます。抜歯をすれば理想の位置まで下げることはできますが、大切なのは鼻先とあごをつなぐEラインがまっすぐかどうか。どこまで下げるかは、Eラインを基準に医師としっかり話し合うことが大切」