アダストリアとサンリオが語るファン作りを促進するための“メタ施策”+メタバースの可能性とは?
メタバース上で関連アイテムの販売、リアルの人間とメタバース上のアバターを組み合わせたライブコマースの配信などを手がけるアダストリアと、メタバース上でファンイベントを精力的に展開し、バーチャル空間での期間限定イベントなども手がけるサンリオが対談。アダストリアの担当者が、サンリオのメタバース空間での取り組みを聞いた。
サンリオはなぜメタバースに進出?
アダストリア 島田淳史氏(以下、島田氏):サンリオさんのメタバースの取り組みについて教えてください。
島田氏:参加者同士のコミュニケーションの場にもなっているそうですね。
町田氏:その通りです。クリエイターやキャラクターに出会う機会になるのはもちろん、サンリオファン同士の交流、コミュニティ形成のきっかけにもなっています。「SANRIO Virtual Festival in Sanrio Puroland の」の発起人となりましたが、立ち上げ当時の自分はVR初心者。手探りで挑戦してきました。
島田氏:サンリオさんはリアルの場で多くのファンを形成してきました。なぜバーチャル空間への参入を決めたのでしょうか。 町田氏:「新たな出会いやファンコミュニティ形成」のほか、ファンの皆さまに「圧倒的VR体験」を提供するためです。音楽フェスティバルで「バーチャルならでは」の強みを生かすという視点の時、ファンに一番驚いてもらえることはどのようなことだと思いますか? 私は「目の前にアーティストがいること」だと思いました。その思いで、目の前に憧れのアーティストが現れるという感動をファンに味わってもらうことに挑戦しました。
・リアルとバーチャルの世界が融合した体験型ショー「Nakayoku Connect(ナカヨクコネクト)」:2022年7月15日~2023年8月27日に上演 ■ サンリオがめざすメタバースの世界観とは
■ “リアルの補完、代替”ではない、メタバースならでの価値提供にこだわり