中日ドラゴンズ・細川成也選手が「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞 「僕自身も必死でしたし、ボールに食らいつけた」
セ・リーグ 中日ドラゴンズ 細川成也選手が、3、4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。 【写真を見る】サヨナラ打を決めた瞬間の細川成也選手 細川選手は、4月2日にバンテリンドーム ナゴヤで行われた対読売ジャイアンツ1回戦、3対3の同点で迎えた延長11回裏、無死走者なしの場面で、左中間へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。 4回表に3点の先制を許した中日は6回裏、高橋周選手の適時打で反撃を開始。続く7回裏に村松選手の中犠飛と田中選手の適時打で同点に追いつく。その後、両軍の救援投手が好投し、3対3のまま試合は進み迎えた延長11回裏、先頭打者は、開幕から18打席無安打と不振に苦しんでいた細川選手。読売・中川投手の2球目を振り抜くと、打球は中日ファンが待つ左中間に飛び込むサヨナラ本塁打となった。昨年、チーム最多の24本塁打を記録し、今季も中軸としての活躍が期待される大砲の一振りで、チームに劇的なシーズン初勝利をもたらした。 ――受賞の感想を一言お願いします 「本当に嬉しく思います。このような賞をいただけて光栄に思います。本当にありがとうございます」 ――サヨナラ賞初受賞となりますが、率直な気持ちを聞かせてください 「本当に嬉しく思いますし、僕自身も初めてのことなので嬉しく思います。こういう賞をいただけて本当に光栄に思います」 ――当時の一打を振り返ってみて、どうでしたか? 「僕自身も必死でしたし、ボールに食らいつけたっていう感じでした」 ――開幕から18打席ヒットがない中で生まれた一打ですが、ヒットが出なかった期間を振り返るとどんなものでしたか? 「開幕スタメン初でしたし、18打席...シーズン中ならヒットでないことも去年はありましたし、スタートからこういう形っていうのはやっぱ僕自身もちょっと焦りだったりそういうのもありましたが、本当に最後一発目で打てたのは、本当に僕自身そしてチームも勝てて、よかったなと思います」 ――そこからホームランのみならず、各部門で上位につけていますが、好調の要因は何だと分析されていますか? 「一試合一試合、反省点を自分で動画を見て見つけたり、和田さんであったりバッティングコーチともいろいろ毎回反省しながら、バッティング練習からできているので、そういう自分の発見であったり、まだ数試合ですが、形になっているのが要因だと思います」 ――今年調子が良いなという部分があれば教えてください 「まだ自分の中ではつかめていない部分がたくさんあるので、これといったものはまだないです」 ――中日ドラゴンズの一員として2年目のご自身の評価はどうですか? 「まだ数試合なので何とも言えませんが、シーズン終わったときには優勝、上位につけられるように、チームの勝利に貢献できるようにしたいなっていうのが一番です」 ――ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします 「遅い時間まで試合を見ていただき本当に嬉しく思います。応援していただいた人たちのおかげで打てた一打だと思っています。ファンの皆さんのために、これからも勝ちを増やして上位に行けるよう頑張ります」 ■番外編 ――好きな食べ物を教えてください 「お肉が好きなので、焼肉が好きです。小さい頃から大好きでしたね」 ――長距離の移動中に、何かされてることはありますか? 「次の対戦相手の投手の動画を見たり、あとはリラックスして映画を見たりしています」 ――交流戦が始まりますが、違うリーグでの戦い、何か意識変わったりするところありますでしょうか? 「相手チームの投手のストレートが強かったりだとか、やっぱり力と力の勝負っていうイメージは僕の中であるので、またそういう良い投手たちに僕自身も負けないように頑張りたいなっていう意識はあります」 ※月間スカパー!サヨナラ賞とは 月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。 文=HOMINIS編集部
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