<全員野球・センバツ23・社>支える人 マネジャー4人 /兵庫
◇私たちも“フルスイング” 社の3年生マネジャーの辻望衣(もえ)さん(17)と広田芽衣さん(17)は「選手たちにリフレッシュしてもらいたい」と、誕生日にはお菓子をプレゼントし、クリスマスにはお菓子のつかみ取りイベントを企画。選手からの「ありがとう」の言葉を励みにしている。 普段は飲み物の準備やデータの計算、用具の清掃などでチームを支える。センバツでは辻さんと広田さんが交代でベンチに入り「みんなが集中できるよう自分たちの仕事をしっかりこなして全力でサポートしたい」と気を引き締める。 2年生の谷口花さん(15)と長野陽和(ひより)さん(16)は幼稚園からの友人。中学では同じソフトボール部に所属し、社のマネジャーになることも2人で決めた。最近では選手たちから頼られることも増えてきた。 「選手たちに気分を高めて練習に入ってもらいたい」と、谷口さんは「言われる前の行動」を心がけ、長野さんは花粉症の選手のためにティッシュを準備している。センバツはアルプススタンドから応援するが、谷口さんは「誰よりも大きな声を出したい」、長野さんは「思いが伝わるように気持ちのこもった応援をしたい」と気合を入れる。【喜田奈那】 〔神戸版〕