無力な若者たちに迫る恐怖…『エイリアン:ロムルス』絶望の悲鳴とどろくUS版予告編到着!
9月6日(金)より全国公開される映画『エイリアン:ロムルス』からUS版予告編が解禁された。 【写真を見る】歴代作品でもお馴染みのエイリアンたちが次々登場 本作はリドリー・スコットが製作を手がけ、シリーズ1作目の『エイリアン』(79)の“その後の物語”を描いたSFサバイバル・スリラー。「エイリアン」シリーズといえば、第1作目『エイリアン』で大型宇宙船の中でエイリアンに次々と襲われる恐怖を描き、世界中の人々を魅了。寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”は、映画史上もっとも独創的なクリーチャーと言わしめたその不気味なデザインや、主演のシガーニー・ウィーバーらによる閉鎖された宇宙空間での凄絶な死闘が話題を呼び、第52回アカデミー視覚効果賞をはじめ数々の賞を受賞した。また同作は「エイリアン」という言葉を地球外生命体を表す言葉として定着させた作品でもある。その後も関連作品が次々と誕生し、長きにわたって世界中から愛され続けている「エイリアン」シリーズ。最新作となる『エイリアン:ロムルス』では、『エイリアン』のその後の物語として“エイリアン”の恐怖に遭遇することとなる若者たちの姿が描かれる。 1作目のスコットをはじめ、『エイリアン2』(86)のジェームズ・キャメロン、『エイリアン3』(92)のデヴィッド・フィンチャーなど映画界のレジェンドがメガホンをとってきた本シリーズ。新たな担い手として白羽の矢が立ったのは『ドント・ブリーズ』(16)で監督を務めて世界中を震え上がらせた鬼才フェデ・アルバレス。主演のレインを演じるのは、『プリシラ』(23)で第80回ヴェネチア映画祭主演女優賞を受賞し、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)でも存在感を示したケイリー・スピーニー。その他にも『ライ・レーン』(23)のデヴィッド・ジョンソン、ドラマ「暗黒と神秘の骨」のアーチー・ルノー、『マダム・ウェブ』(24)のイザベラ・メルセードら、今後のハリウッドを牽引する注目の若手俳優たちが作品を盛り上げる。 このたび解禁されたのは、エイリアンに追われる登場人物たちの姿を捉えたUS版予告。物語の舞台となるのは、人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”。解禁された映像では、無力な若者たちが足を踏み入れたその先で、絶望という名の恐怖を目撃していく様子が映しだされる。 薄暗い宇宙ステーションを探索する彼らのもとに迫りくるのは、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”。映像では、鼓動のような不穏なサウンドが鳴り響くなか、突如、進化するエイリアンの第三形態、チェストバスターがいまにも胸部を突き破ろうとしてきたり、クモのような見た目の第二形態、フェイスハガーが勢いよく飛びかかり口から寄生しようとしてきたり、さらには最終形態のゼノモーフが襲い掛かろうとしてきたりと、歴代作品でもお馴染みのエイリアンたちが次々登場。得体の知れない恐怖が若者たちを絶望の淵へと追いやっていく。そして映像の後半には、叫び声を上げる若者たちの悲痛な表情がサイレントで次々と浮かび上がり、孤立無援な彼らの状況を表す「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」という、『エイリアン』公開時にも話題を呼んだ、あまりに無慈悲で恐ろしいコピーも映しだされる。 SFスリラーの代名詞ともいえるシリーズの最新作となる『エイリアン:ロムルス』。アップデートされた恐怖を映画館のスクリーンで体感しよう! 文/スズキヒロシ