話題の朝習慣「モーニングページ」とは?“夢が実現する”と言われるやり方、効果を公開!
忙しい日々に追われ、自分が本当にやりたかったことや好きだったことを忘れていませんか? そんな人におすすめなのが「モーニングページ」です。今回は、「モーニングページ」の説明や何を用意すればいいかなど、初心者にもわかりやすい実践方法をご紹介。 【画像】メンタルヘルスを整えるアイデアまとめ
モーニングページとは?
モーニングページとは、ベストセラーとなった『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(ジュリア・キャメロン著)という本の中で紹介されているワークのひとつ。当初モーニングページは「アーティストの創造性を高める」ためのワークでしたが、今では世界中の人から注目が集まっています。 この「モーニングページ」とは、“毎日、自分のためだけに朝一番に行うライティング”のこと。「書く」ことで、創造性を育み、自分のやりたかったことが見つかったり、夢が実現したりするんだそう。
モーニングページの効果は?
モーニングページで書く内容は、基本的に自由。朝、数ページにわたって手書きで行い、正しい方法も、間違った方法もないとされています。しかしそう聞くと、「モーニングページって効果があるの?」と思ってしまう人も多いかもしれません。 本の中で著者は、モーニングページが「退屈です」と訴える人に対し“書き続けていれば、ブレイクスルーが起こるでしょう”と伝えています。「何も起こらない」という人は自身の変化に気づいていないだけであり、周囲から見れば、大きく変化が見られることがあるそう。 本の中では、モーニングページを始めてから、趣味が見つかったりボランティア活動に参加するようになった人の事例も紹介されています。
モーニングページのやり方
『ずっとやりたかったことを、やりなさい』を参考に、モーニングページのやり方を説明します。 ●用意するもの ・A4サイズのノート ・書きやすいペン 本の中では、A4サイズのノートが推奨されています。それより小さいと、自分の考えを縮めてしまうことになる可能性があるため、小さい紙に細々と書くのではなく、大きいページをのびのびと使うことが大切とのこと。 ●実践する際のルール ①毎朝、起きてからできるだけすぐに書く できるだけ、朝起きていちばんに行うことが推奨されています。早く始めれば始めるほど、効果は大きくなるそう。 ②内容は自由 「これを書かなければいけない」と言う決まりはなく、どんなことを書いてもかまいません。 ③誰にも見せない モーニングページはとてもパーソナルなもの。誰にも見せず、自分だけのものなので、きれいに書こう、うまく書こうと思う必要はありません。 ④手で書く 「パソコンやスマホで書いたほうが早いんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、モーニングページは手書きが基本。スマホやパソコンより書く速度が遅いからこそ、考え方を正確に記録できる、と本の中では紹介されています。 ⑤目安は3ページ 目安は3ページですが、量にはそこまでこだわる必要はありません。 ●何を書けばいいの? モーニングページに書く内容は基本的に自由。思いつかなければ、「思いつかない」と書いてもいいし、昨日悲しかったことや、うれしかったことを書いてもOK。 例:仕事に行くのが嫌だなぁ。昨日は、仕事のミスで上司にこっぴどく怒られた。ムカつく!反省しているけれど、腑に落ちないことも多々ある。仕事が終わった後、気分を落ち着かせるために恋愛小説を読もう。せっかくなら、カフェに行って、おいしいケーキとコーヒーをおともに読書を楽しみたい。 日記とは違い、モーニングページは自分の中の“精神的なゴミ”を吐き出すためのもの。誰にも見せなくていいからこそ「私は怒っている」「私は妬んでいる」など、負の感情に名前を付け、書き出すことが重要です。そうすることで、自分でも気づかなかった感情に対処しやすくなるんだそう。 ●振り返り方 モーニングページを朝書いたら、その日の終わりにノートを見返して振り返り、何かひとつでも達成したことがあれば、そのことをメモに残しておくのもよいでしょう。上記の例でいえば、「カフェには行けなかったけれど、読書の時間は取れた」など。ささいなことでも“達成”した経験はエネルギーと満足をくれます。