EV部品会社の設立撤回 三菱電機とアイシン、業務提携に
三菱電機とアイシンは31日、電気自動車(EV)向けの部品を開発・製造する共同出資会社の設立計画を撤回すると発表した。 自動車メーカーの需要が高い製品を早期に市場投入するため、業務提携に切り替える。中長期的な戦略として、新会社設立についても継続協議する。 アイシンが手掛けるモーターなどを一体化した次世代の駆動装置「イーアクスル」に搭載する電力変換器を共同開発し、2020年代後半に発売することを目指す。市場環境が急速に変化する中、「両社で(製品を)先行開発するため業務提携を選択した」(アイシン幹部)という。