[正直驚いた!] ここまで値上がりすると思わなかった国産スポーツ車5選〈2000年代編〉
ホンダ シビックタイプR[FD2]
・生産期間:2007年3月~2010年8月 ・新車時価格:284万円~474万円 ・中古車の価格帯:158万円~539万円 こちらも2007年デビュー。当時FF最速を目指して開発された、3代目となるシビックタイプR。このクルマとしては初の、4ドアモデルでもある。直4・2リッターVTECエンジンの最高出力は225ps。レッドゾーンは8400回転~という高回転型エンジンはホンダファンにはたまらないが、固すぎる足まわりゆえに、ファミリーカーとしてはかなりハードなクルマであったことは確かだ。 そんなスパルタンな仕立ての3代目シビックタイプR。フルノーマル&低走行の個体は当時の新車価格を上回る相場で販売されている。いっぽうで、それなりに年数が経過しているクルマだけに10万キロオーバーの個体も少なくない。13年超えの自動車税および重量税の加算分を支払う年代のクルマにもなった。購入検討の際は、年式や走行距離を問わず、車両本体価格+リフレッシュ代の予算感を見ておいたほうがいいだろう。
マツダRX-8
・生産期間:2003年4月~2012年6月 ・新車時価格:253.1万円~383.3万円 ・中古車の価格帯:125.7万円~430万円 2002年に生産を終了したRX-7[FD3S]の後を引き継ぎ、「ロータリーエンジンを搭載した4ドア・4シータースポーツカー」として2003年4月にデビュー。アメリカのフォード傘下となり、さまざまな制約がある中、ロータリーエンジンの伝統を絶やすことなくRX-8をデビューさせたマツダ。その意地と執念が感じられるモデルといえる。ユニークかつ特徴的な観音開きのドアは、意外にも乗り降りやしやすい。 デビューから20年以上、最終モデルであっても12年落ちとなったRX-8。年々タマ数が減少しているなか、低走行&高年式モデルは新車と同等かそれ以上の価格帯で販売される個体も増えつつある。今後、この傾向はさらに加速することが予想されるだけに、迷っているのであれば思い切った決断を下したいところだ。