誘導妨害で3か月のあっせん停止を乗り越え2場所連続完全Vに王手の荒牧聖未「冷静に走れている」/宇都宮ミッドナイトガールズ決勝
宇都宮競輪場で行われているミッドナイト「チャリロト杯(FII)」は23日に最終日を迎える。ガールズ決勝に出走する荒牧聖未に話を聞いた。 個人的に荒牧聖未は誰よりも地元戦に懸ける思いが強いイメージ。レースに向かう表情や記者への応答も他の競輪場よりもどこかピリッとしている。 前検日には「共同通信社杯のイベントに1日だけ参加したけど、この地元戦に向けてキッチリ仕上げて来ました。地元完全優勝出来るように」とデキは問題なく、今回も無傷での優出を決めた。 2日目のレースは前団と大きく車間が空いて苦境な流れかと思われたが、バックからグングンと加速して行き最後はしっかり頭まで届かせた。 「車間が空いたけど、自分ではスピードに乗せ切れれば1着まで届く自信があったので大丈夫だと思っていました。2日間共に冷静に走れている。そこが大きいですね」と見ている側からすればヒヤッとしたが、荒牧自身は余裕を持って走れていた様子。 前回の地元戦も完全優勝を決めており、これで2場所連続完全Vに王手を懸けた。決勝は尾崎睦や那須萌美と言った実力者との戦いとなりひと筋縄ではいかない一戦となりそうだが、地の利も活かして有言実行の走りを披露する。(アオケイ・松野記者)