大谷翔平似も。「セレブのそっくりさんコンテスト」が欧米でブームの謎
ドレイクは優勝者に賞金1万ドル!
一方、そっくりさんコンテストを違う意味でレベルアップしたのがラッパーのドレイクだ。12月14日にトロントのベーカリー、Casuals Cakeryが主催したコンテストの優勝者に、なんと本人が1万ドルの賞金を提供したのだ。コンテスト前日に同ベーカリーがドレイクと交わしたテキストをスクショし、インスタグラムにアップ。そこには彼が「そっくりさんコンテストに10バンド(10K=1万)を加えるよ」「メインの賞金として」とはっきり伝えていたので、参加者たちも相当に気合が入ったはず! 当日は激痩せした頃のオゼンピック・ドレイクやガール・ドレイク、さらにはドレイクの息子アドニスに扮したそっくりさん(?)がベーカリーに現れ、イベントは大盛況! 厳正かどうかは不明だが、審査の結果、ガール・ドレイクことマケイラ・チェンバースが優勝。ドレイク自身は姿を見せなかったが、提供した賞金1万ドルで存在感を示していた。
実はここで紹介した「そっくりさんコンテスト」はごく一部。BTSのJung Kookやラッパーのマイコ、ケネディ家の新星ジャック・シュロスバーグや民主党の政治家バーニー・サンダースの「そっくりさんコンテスト」も開かれたし、最近では対象がセレブではなく、映画やドラマのキャラクターへと変貌している。例えば『ピーキー・ブラインダーズ』でキリアン・マーフィーが演じたトーマス・シェルビーや映画『ロッキー』(’76)のロッキー&エイドリアン、『ウィキッド ふたりの魔女』(’24)でイーサン・スレイターが演じたボックなどのそっくりさんコンテストなどなど。さらには健康保険会社CEOを射殺した容疑で逮捕されたルイジ・マンジオーネのそっくりさんコンテストは、彼が逮捕される3日前に開かれている。もはや、なんでもあり状態? このトレンドというか現象はいつまで続くのか?