大谷翔平似も。「セレブのそっくりさんコンテスト」が欧米でブームの謎
ジェレミー・アレン・ホワイト
11月16日にシカゴで開催されたのは、「ジェレミー・アレン・ホワイトのそっくりさんコンテスト」。ジェレミー自身はニューヨーカーだが、人気を不動のものにした『一流シェフのファミリーレストラン』はシカゴが舞台なので、コンテスト会場としては納得だ。シカゴニアンである女性二人が、他の都市で行われている「そっくりさんコンテスト」がネット上でバズってることに影響されて、ジョークのつもりで企画したという。フライヤーも自宅の近所に貼っただけだが、ジェレミーが同番組で演じるシェフの格好で集まったコンテスタントは60人(2歳の少年とドラァグキングもいた)! 1000人超えの観客が声援を送った結果、優勝賞金50ドルとマルボロ1パックを獲得したのは37歳のセラピスト、ベン・シャバッド。 写真:本人
「ジェレミー・アレン・ホワイトのそっくりさんコンテスト」は翌日にもニューヨークのワシントン・スクエア・パークで開かれたが、こちらは参加者がほとんどいないというお寒い状況。熱狂は冷めるのも早い? また同日にブルックリンで行われた「ゼイン・マリクのそっくりさんコンテスト」は、主催した26歳の女性ジャズ・アーノルドが「キュートな男性を探したかった」と語ったように、どちらかというと“ホット・ガイを探せ!”なイベント。しかもコンテスタントは全員、恋人に出場を勧められた男性もしくはゲイだったというからジャズの目論見は大外れ。優勝した29歳の青年シーヴ・パテルは「ワン・ダイレクション」のヒット曲を1曲も知らないというオチもついたものの、出場者は全員SNSのフォロワー数が急上昇した。
ゼンデイヤ
シャラメのイベントにも関わったPartifulが11月20日に企画したのは、「ゼンデイヤのそっくりさんコンテスト」。彼女が通ったオークランド芸術学校にほど近いウィルマ・チャン・パークには、爆弾低気圧で冷え込んだにもかかわらず7人の参加者が登場し、観客も多数。参加者はランウェイを歩いた後、ゼンデイヤに関するクイズに答え、最終的にゼンデイヤの人気曲「リプレイ」に合わせてダンス・バトルという流れ。24歳のザイナブ・バンスフィールドとダンス・バトル中に宙返りをして喝采を浴びた11歳のゼイナヤ・ポーターがW優勝。賞金40ドルとヘアケア製品、チョコレートなどの副賞が贈られた。現時点では女性セレブを対象にした唯一のそっくりさんコンテストとなったこのイベントではFood Not BombsやFriends of the Congoなどの団体への寄付も募られていて、お楽しみ+チャリティという有意義なものになっていた。