広島・新井監督 ベンチスタートの末包は「死球は大丈夫」「彼もケガから戻ってきて出ずっぱりだったから」【一問一答】
「広島2-1中日」(7日、マツダスタジアム) 広島が接戦を制して連敗を4で止め、3年連続本拠地でのシーズン勝ち越しを決めた。 連敗中の重い雰囲気を坂倉が一振りで吹き飛ばした。四回2死から右翼スタンドに先制の10号ソロ。5戦ぶりの先制点を挙げ、坂倉は4年連続シーズン2桁本塁打に到達した。五回1死二塁からは秋山が右前適時打を放って2点目を奪った。 先発・九里が七回途中5安打1失点の好投で7勝目。リリーフ陣も1点差を守り切った。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。 (テレビインタビューで) -先制点は坂倉の本塁打。 「いいホームランでした。打った瞬間でした。昨日の試合の悔しさもあったんじゃないですか。ナイスバッティングです」 -チームとしても昨日までの流れがある中での先制点。 「大きいホームランでしたね。それまでの流れもありますし、先制できたというのは、本当に素晴らしいホームランだったと思います」 -2点目は秋山選手。内角の難しいボールだった。 「大きかったですね。追い込まれている中で、インサイド、よく反応したと思います。いいヒットでした」 -先発の九里投手は7回に1失点したが、序盤からゼロを並べた。 「本当、気持ちが入ったピッチングだったと思います。『今日、俺が絶対に連敗を止めてやるんだ』と、そんな気持ちの入った素晴らしいピッチングでした」 -改めて4連敗ストップ。チームにとっても大きな1勝に。 「残り試合も少ないので、一喜一憂している暇はないので。今日はいい日になったので、明日もいい日にしたいなと思います」 (囲み取材に移り) -二、三回はチャンスで無得点だったからこそ、九里投手の粘りが大きかった。 「大きかったね。今日は特に初回から気合が入っているように見えました。彼らしい、闘志あふれる、いいピッチングだったと思います」 -坂倉は苦しい時期も経て本塁打数を2桁に乗せた。 「前半戦、今までにないぐらい苦しんだと思うけど、後半戦は彼本来の姿に戻ってますよね。まぁ、これぐらい打てて普通の選手だと思っているので、まだまだ期待しています」 -6日に続いて末包がベンチスタート。5日・DeNA戦で受けた死球の影響などは。 「デッドボールは大丈夫。彼もケガから戻ってきて出ずっぱりだった。調子どうこうもあるけど、それプラス、フィジカル的なことも考えて、今日も後(途中)からにしました」