【高知競馬・金の鞍賞】ネクストスターVの快速ドライブアウェイが中心 3連勝中のリケアマキアートが不気味
[第46回金の鞍賞=2024年12月28日(土曜)高知競馬場、ダート1400メートル] 28日に、高知市長賞典第46回金の鞍賞(2歳、ダート1400メートル=1着賞金800万円)が行われる。 高知2歳王者決定戦に位置づけられる本競走は、昨年のプリフロオールイン、一昨年のユメノホノオと2年続けて勝ち馬が高知3冠馬へと飛躍。来年の高知クラシック戦線を占う意味で極めて重要な一戦となる。 今年、注目を集めているのは、前走・同舞台の重賞ネクストスター高知を1分28秒4(不良)の好タイムで圧勝したドライブアウェイ(牝・工藤真)。好スタートから楽々ハナを奪うと、持ったままで直線へ。2着リケアカプチーノが僅かに抵抗を試みたものの、3馬身差の完勝だった。3着以下はさらに8馬身差というほぼ完璧なワンサイドゲーム。脚抜きのいい馬場での好時計とはいえ、道中の手応えは終始余裕たっぷりで、その能力はまだまだ奥がありそう。リケアカプチーノが同日の満天星特別(1800メートル)に矛先を向けたことで強力なライバルが不在となる今回、勝ち負けは当然として、内容も問われる一戦になりそうだ。 相手候補は混戦模様。ネクストスター組でドライブアウェイに次ぐのは3着だったヤマノアシオト(牡・田中守)で、今回は吉原寛とのコンビだけに注目されるが、その後連敗している。過度な信頼は置けない。 むしろ、14日の2歳特別で好走しているジャガーノート(牡・別府真)、オリーブブランチ(牡・目迫大)、コパノキュラソー(牡・田中守)に、先月の土佐寒蘭特別を制したユラリユラメイテ(牡・雑賀正)を加えた4頭による争いとみるのが妥当か。 不気味なのは中央から移籍後3連勝中のリケアマキアート(セン・田中守)。3戦とも後続を3馬身以上引き離す完勝で、前走の勝ち時計は同日に行われた2歳特別2戦と比べても全く引けを取らない。一気に前述した各馬を逆転しても驚けない素質の持ち主だ。
東スポ競馬編集部