高校中退→『egg』編集長→女子校の校長!赤荻 瞳が伝承する“ギャルマインド”の法則
ここは別にギャル専門のスクールではないけど、アパレルブランドを作りたい、起業家やインフルエンサーになりたい、お洒落を楽しみながら青春したい……みたいな感じで、何かに挑戦したいと思っている子には合っていると思います。校則は、“いじめをしたら退学”という以外はないですね。 シブジョでは、初登校の翌日みんなで宿泊合宿に行き、『ネガティブにならず、いろいろチャレンジしよう』という姿勢を教えます。通常なら4月に行う入学式も、生徒たちが打ち解けた頃の5月にやるんですよ」。
キャリア形成にも役立つ、赤荻さんのギャルマインド
好きを貫き、やりたいことを実現してきた赤荻さん。彼女のキャリアの軸となるのが、「楽しいか否か」という価値観だ。 「実はギャルをやり続けること以外、『絶対このキャリアを歩む』と考えてはいないんです。流れに身を任せているというか、まず目の前にチャンスがあるのならすべてやってみますね。 楽しそうなことはやるし、やりたくないことはやらない。苦手分野は信頼できる人に任せて、私はできることを全力で頑張った方がいいかなって。だからこそ身軽に“フッ軽”でいられるんです。
こういうギャルマインドが、ビジネスに通用することも多いんですよ。ギャルってよく『ワンチャンいけんじゃね?』といったワードを使いますが、『egg』の編集長になったときもそんなマインドでした。面白そうだし、頑張ったらワンチャン復刊できるでしょ!って。 老若男女すべての方に、こんなギャルマインドを持てば最強になれます!って伝えたい。ギャルになるのが難しければ、心にギャルを飼えばいいんです」。
◇ 好きだから、楽しそうだからやる。自分で決めたから“やらされる”わけじゃないし責任感も増す。人生は考え方次第とはよく言うものだが、性別も年齢も関係なく「ギャルマインド」を持てば、仕事も人生ももっと楽しく、上手く回りはじめるに違いない。 峯 竜也=写真 池田裕美=取材・文
OCEANS編集部