高校中退→『egg』編集長→女子校の校長!赤荻 瞳が伝承する“ギャルマインド”の法則
新生『egg』では、現在タレントとして活躍するゆうちゃみや、みりちゃむも輩出している。 「ゆうちゃみは、当時から『将来はギャルタレントになります!』って言ってたから、じゃあ一緒に叶えていこうかってサポートして。ギャルマインドを叩き込みました(笑)。 『egg』でも、今のスクールでもそうだけど、私の“なんとかなるっしょ精神”を伝えると、みんな明るくなって、細かいことを気にしないでチャレンジできるようになるんですよ」。 あくまでもギャルで大事なのは、見た目よりも「マインド」だという赤荻さん。彼女のいうギャルマインドとは一体なんだろうか? 「周りに流されず自分の好きなことを貫くこと、ですね。ギャルマインドを持っている子は、好きを貫くから自己肯定感が高いし、仲間思いで家族思い。逆に筋が通ってない子や嘘つく子、卑怯なことをする子はギャルじゃないと思っています」。
「渋谷のツテがあれば何でもできる」精神で、女子校の校長に
2022年3月、4年務めた『egg』編集長を引退し、シブジョを開校するためキャリアチェンジを図った。きっかけは何だったのだろうか。 「結婚もしたので、一度は専業主婦をやるのもいいかな……と思って編集長を辞めたのですが、じっとしてられないし、そもそも渋谷を離れるの無理でした(笑)。 ちょうどのその頃、『egg』をやっていた広告代理店で、新たにスクールを作ろうという計画があるって聞いたんです。 私、高校を中退したことに後悔はないですが、実は人生で少し後悔していることがあって……。というのも、10代のうちに英会話でのコミュニケーションや、ビジネスのことを学んでおけばよかったなって思っているんです。 スキルがあれば今頃もっと稼げていたかもしれないし、グローバルに活躍できたんじゃないかと。それに、私がギャルサーでチャンスを掴めたように、夢を見つけたい、叶えたい女の子たちが集う場所を作れたらと思っていたんです」。
未経験でもスクールを作り、校長になる。何かを成し遂げるのに大事なのは「つながり」だと赤荻さんはいう。 「渋谷のツテがあると何でもできちゃうんです。スクール立ち上げ経験のある人にコンサルしてもらって、制服を作るときも業者を知ってる人にお願いして、全部知り合いのつながりで成立する。私は生徒集めやスクールの広報に専念してましたね」。 2023年4月、ついに「渋谷女子インターナショナルスクール(シブジョ)」を開校。場所は神宮前交差点に建てられた新商業施設、東急プラザ表参道「オモカド」の中にある。 「ここは通信制のサポート校で、提携している学校のカリキュラムを使って高卒資格がとれるスクール。いちばんの特徴はSNSの運用の仕方や動画の撮り方などを授業で教えることです。英会話は週3で授業に取り入れて、社会で活躍できるスキルをつけることを目指しています。 “校舎”はなるべく渋谷の近くに作ろうと思っていました。シブジョは商業施設の中にあるので、授業が終わればすぐ遊びに行けるっていうのも魅力です。