広島県 土木建築局主査を停職5カ月 偽造免許交付など不適正62件
広島県は6日、漁港埋め立て工事を巡り偽造免許を福山市に交付するなど62件の不適正事務があったとして、土木建築局所管の建設事務所に勤務する男性主査(45)を地方公務員法に基づき停職5カ月の懲戒処分とした。 県によると、主査は港湾振興課勤務の2021~23年度、福山市の平漁港(鞆町後地)埋め立て工事で庁内決裁を経ず知事公印付きの免許を市に交付したほか、事務処理の放置などを繰り返した。 県の聞き取りに「業務が滞り必要な手続きを省いてしまった。県民の信頼を損ね申し訳ありません」と話したという。