ユニクロとANA、中国で共同プロモ 往復航空券で訪日喚起
カジュアル衣料店「ユニクロ(UNIQLO)」を展開するファーストリテイリング(9983)と全日本空輸(ANA/NH)は、中国市場で共同プロモーションを現地時間11月11日から始めた。ユニクロ創業40周年を記念し、中国から日本への往復航空券のプレゼントするなど、日本への渡航需要を喚起する。 共同プロモーションでは、ユニクロとANAのコラボ商品の販売や、中国国内でキャンペーン対象となるユニクロの店舗で一定額を購入し、ANAの公式WeChatをフォローした利用者が、日本への往復航空券などが当たるキャンペーンに参加できるようにする。往復航空券は40セット用意する。 ユニクロの1号店は広島市に出店した袋町店で、1984年6月に開店し1991年閉店。中国大陸には2002年9月30日に初出店し、10月31日現在で927店を展開しており、日本国内の801店を上回っている。 ANAは10月27日開始の冬ダイヤでは、北京(首都)、上海(浦東・虹橋)、大連、青島、杭州、広州、深センの中国大陸7都市8空港へ乗り入れている。ANA初の中国への運航は、1972年8月に羽田から上海へ向かった上海歌劇団が帰国する際のチャーター便。日中国交正常化の1カ月前、中国の周恩来元首相が許可し、ボーイング727型機で運航された。中国への初の定期便は大連経由の成田-北京線で、1987年4月16日に就航した。
Tadayuki YOSHIKAWA