米大統領選まもなく投票開始、歴史的大接戦の行方は? Z世代は「嘘をつく」なぜ? 「隠れハリス」とは?【Nスタ解説】
一方のトランプ氏もこの日、同じペンシルベニア州で集会を開きました。 共和党 トランプ前大統領 「あすだ。私は物価高を終わらせる。そして国境を越えてくる犯罪者たちを速やかに阻止する」 トランプ氏は、ペンシルベニア州をこの2か月で16回も訪問しています。 トランプ氏支持者 「俺達が勝つよ。すでに期日前投票は確保しているし、勝ったも同然だね」 選挙最終日、激戦州3つを飛び回ったトランプ氏。この日も移民問題や経済政策に時間を割き、最後までトランプ節でハリス氏を激しく攻撃しました。 共和党 トランプ前大統領 「あす、あなたの投票で我々はカマラ・ハリスを解雇し、アメリカを救い、税金を減らし、インフレを抑える」 最後のミシガン州の会場に到着したのは現地時間の0時すぎ。真夜中の選挙集会となりました。 共和党 トランプ前大統領 「あなた達が投票に行けば大きな勝利が待っている。政治的にこの国の歴史上、最も偉大な勝利となるだろう」 支持率はハリス氏48.7%、トランプ氏48.6%(リアル・クリア・ポリティクス 10月18日~11月4日)と歴史的な大接戦。勝者を決める投票がまもなく始まります。 ■どのメディアを見ても…「今回ばかりは分からない」 齋藤慎太郎キャスター: アメリカ大統領選挙は、日本時間の11月5日夜、投票が始まります。 最新の世論調査の結果は、 ハリス氏が「48.7%」・トランプ氏が「48.6%」で、どちらの候補が勝つかわからない歴史的大接戦となっています。 その中でも、激戦州といわれる州が7つあります。 アリゾナ州 11人 ウィスコンシン州 10人 ジョージア州 16人 ネバダ州 6人 ノースカロライナ州 16人 ペンシルベニア州 19人 ミシガン州 15人 特に、選挙人がその中で最も多いペンシルベニア州が勝敗を左右するといわれています。ですから、トランプ氏もハリス氏も、ペンシルベニア州を何度も訪れています。 さらに、過去4回の選挙を振り返ってみますと、▼2008年 オバマ氏(民主)、▼2012年 オバマ氏(民主)、▼2016年 トランプ氏(共和)、▼2020年 バイデン氏(民主)と、ペンシルベニア州の勝者が大統領になっているというデータもありますので、よりこのペンシルベニア州を大事にしようということが分かると思います。 気になるペンシルベニア州の支持率ですが、ハリス氏「48.1%」・トランプ氏「48.5%」と、わずか0.4ポイント差となっています。