暗雲漂う9月の日本株、暴落のトラウマは杞憂か-8月と違う複数兆候
一時は昨年10月以来の3万1000円台まで下げたものの、今月2日には暴落前水準の3万9000円台を回復していた日経平均。しかし、4日の取引で再び1638円安と今年3番目の下げ幅を記録したことで、にわかに投資家の恐怖感が増幅し、日経平均ボラティリティー・インデックスは一時40台へと急上昇した。
ただ、CLSA証券の釜井毅生エグゼキューション・サービス統括本部長は、直近の急落局面では「まだ市場全体としては不安定なところがあると感じた」としつつも、雰囲気は先月の歴史的暴落の時とは比較にならないと話している。
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Hideyuki Sano