バスEV化でCO2を半減 住友商事、コストも抑制し商機に
住友商事は6日、ディーゼルバス1台を電気自動車(EV)に改造し国際興業(東京)に納入したと発表した。9日から東京都内で運行する。走行時の二酸化炭素(CO2)排出量をほぼ半減でき、導入コストも新車のEVバスの半額程度に抑えられる。全国のバス事業者に売り込み、商機を広げる。 約13年間稼働し、51万キロ走った国際興業のディーゼルバスを、住商が出資する台湾のEVバスメーカーが改造した。古い車体に新しい技術や部品を組み込む「レトロフィットEVバス」で、ディーゼルエンジンをバッテリーとモーターに置き換えた。1回の充電で平均150キロ走れるという。