JAふくしま未来 モモの販売額、過去最高へ 70億円超、前年同期上回る 高品質維持が好実績に
JAふくしま未来(本店・福島市)の今年度のモモの販売額は8月末時点で70億円を超えた。年間販売額で過去最高となった前年同期を上回っている。凍霜害などの気象災害がなく、品質の高さを維持できたため好実績につながったとJAは分析している。 5日、数又清市組合長が福島県庁でモモの晩生(おくて)品種「さくら」などを内堀雅雄知事に贈った席上、明らかにした。 販売額は4日現在で71億5000万円に達している。昨年度は8月末時点で66億5000万円。最終的な販売額は73億円超だった。 今年度は猛暑の中で適度な降雨があったため生育が進み、大玉で糖度が高くなった。単価が前年度比112%になったことも販売額を押し上げた。主力品種の「あかつき」が半数ほどを占めている。晩生品種の出荷は今月末ごろまで続く見通し。数又組合長は「内堀知事のトップセールスのおかげだと感じている」と謝意を伝えた。 内堀知事には出荷の最盛期を迎えているナシ「豊水」も贈った。同JAの佐久間英明専務、西幸夫常務、佐藤邦彦営農経済部長、PR担当の星みづきさんが一緒に訪れた。