Meta、国際問題責任者に共和党寄りのジョエル・カプラン氏 前任クレッグ氏は退社
米Metaで2018年から国際問題担当プレジデントを務めてきたニック・クレッグ氏は1月2日(現地時間)、同社を去るとMetaのSNSのThreadsで発表した。後任は共和党とのつながりで知られるベテラン幹部、ジョエル・カプラン氏。 ジョエル・カプラン氏のThreadsポスト 1月20日には共和党のドナルド・トランプ氏が大統領に就任する。クレッグ氏は今がMetaを去るのに適切な時期だとし、「ジョエル(カプラン氏)は明らかに、適切な時期に適切な仕事に就く適任者だ」と語った。 カプラン氏は、ジョージ・W・ブッシュ政権時代に副首席補佐官を務め、2011年にMeta入りした。2019年には同社のメディアサービスに極右メディアを参加させたことに疑問を呈した従業員を批判したという内部告発があった。 同氏は9月にThreadsにアカウントを開設し、12月13日に2件目のポストとして、ニューヨーク証券取引所でトランプ次期大統領とJ・D・ヴァンス次期副大統領と同席したとポストした。 Metaのマーク・ザッカーバーグCEOはかつて、トランプ氏を批判し、同氏のFacebookとInstagramのアカウントを停止したが、昨年7月に制限を解除した。トランプ氏の当選に際しては祝辞をポストした。また、トランプ氏の委員会に100万ドルを寄付し、トランプ氏の邸宅マール・ア・ラーゴを訪問したと報じられている。
ITmedia NEWS