子育て社員は「週休4日」も可能に? 広がる「選択的週休3日」、JR西日本はどう整備したか
「メリハリをつけて働ける」の声
選択的週休3日制を導入すると「会議の日程が合わせづらくなる」といった声も上がりそうだが、こうした懸念も以前からの取り組みによってある程度払拭できていたようだ。同制度を用いる場合などは、「業務に支障をきたさないよう、上司に報告することにしている」という。 「Teamsなどのコミュニケーションツールも全社に導入しており、社員の勤務時間や勤務日にばらつきがあったとしても、コミュニケーションを取りやすい環境を整えています。こうした状況も踏まえ、選択的週休3日制の導入に至りました」(同社) 導入の決定後は、特に育児・介護と両立しながら働く社員から、「ワークライフバランスを意識しながら、メリハリをつけて働けるようになる」といったポジティブな意見が多く集まったという。JR西日本は取材に対し、「社会情勢の変化や導入後の運用状況などを踏まえ、引き続きよりよい制度を設計していく」とコメントした。 同じくフレックスタイム制などで働き方の自由度を高めている他企業においても、同様の動きは広がるか。今後とも注目される。
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