盛岡市が計画する下の橋そばの道路「盛岡駅内丸線」の4車線化 計画見直しを陳情【岩手・盛岡市】
IAT岩手朝日テレビ
盛岡市が計画する下の橋そばの道路の4車線化について、地元町内会の有志が市に計画の見直しを求めました。 9日には大沢川原1丁目町内会の濱田直仁副会長らが市役所を訪れ、近隣住民など120筆の署名が入った陳情書を内舘茂市長に手渡しました。 陳情したのは、市が整備を進める都市計画道路・盛岡駅内丸線の岩手女子高前から下の橋のたもとまでのおよそ260mを4車線道路で結ぶ計画の見直しです。 市は渋滞緩和などを目的に1997年から進めてきた盛岡駅~南大橋交差点間のバイパス計画を景観への配慮や人口減少などを背景に、今年2月までに盛岡駅から下の橋までに短縮しました。 町内会は4車線化しても交通の利便性は向上せず、本来の目的を失った路線に事業費およそ18億円をかける必要性は無いとして、岩手女子高前の既存道路の拡幅を優先することや清水町界隈の一方通行の見直しなどを求めています。 陳情を受けた内舘市長は「盛岡市全体の交通はどうあるべきか一生懸命考え、丁寧に住民の意見を聞いていきたい」と述べました。