結婚したい彼女がいる30代男子です。貯金が「30万円」しかないことを事前に言うべきでしょうか?同世代はどのくらい貯金していますか?
結婚する際、自身の資産状況について相手に伝えるタイミングに迷う方もいるでしょう。しかし伝えずにいると、将来的にトラブルになる可能性も考えられます。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい? 結婚式を挙げる際はまとまった費用がかかり、特に貯金額が少なくて自信を持てない方は、同世代の貯蓄事情も気になるところです。 そこで本記事では、30代の平均貯蓄額と貯金するためのポイント、結婚式にかかる費用を詳しく解説します。
30代の貯蓄事情
金融広報中央委員会「知るぽると」の令和5年の調査によると、30代で単身世帯の金融資産保有額の割合は表1の通りです。 表1
出典:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」を基に筆者作成 同調査によると、30代で単身世帯の平均貯蓄額は594万円で中央値は100万円だと分かりました。割合を確認してみると、100万円未満と答えた方が最も多く48.5%です。
結婚式にかかる費用はどのくらい?
カネとホンネ調査研究所が行った結婚式にかかる費用についてのアンケート結果によると、結婚式の費用は平均300万円程度で、ご祝儀で入ってくるのは122万円程度だと分かりました。規模や招待する人数などにもよりますが、結婚式を自費で挙げるなら、180万円程度は用意しておいたほうがよいでしょう。 また、結婚する際にかかる費用は結婚式だけでなく、婚約にかかる費用や新婚旅行、新生活にかかる費用などさまざまです。両親からの援助が受けられる可能性もありますが、足りない場合は自分たちで捻出する必要があるため、ある程度貯金しておいたほうがよいでしょう。
効率良くお金を貯めるためのポイント
お金を貯めるには、毎月のお給料からコツコツ貯金することが確実でしょう。ではどのようにすれば効率良く貯まるのか、ポイントをご紹介します。 ●固定費を見直す ●自動積立定期預金を利用する ●保険を利用して貯金する ●NISAなどで投資する 固定費の見直しは、例えば、使っていないサブスクリプションがないか、携帯電話のプランは合っているかなどの見直しです。身の回りに無駄な出費がないか、チェックしましょう。 自動積立定期預金を利用することで、給料から自動で定期的に定期預金を積み立てることができます。なお、利用する際は1万円から始めるなど、無理のない範囲でスタートすると続けやすいでしょう。 貯蓄型保険は、解約したときなどに一部の保険料が戻ってくる保険で、万が一に備えつつ貯蓄もできるため、貯蓄が苦手な方におすすめです。また、NISAなどを利用した投資は上手に運用すれば資金を増やせる可能性がありますが、ある程度の知識を備えてから始めたほうがよいでしょう。投資について詳しく知りたい方は、最寄りの銀行窓口などに相談してみてください。