「なるようになる」がチャンスを引き寄せる必然 ばんばひろふみさんが言った「結果はひとつ」
だからこそ重要なのは②。すなわち「本当にあのゴールを目指していいのかな?」とか「目指す場所が違っていたらどうしよう」などとウジウジ考えず、迷いを捨ててそのゴールを目指すべきだということです。 仮にその先にある場所が間違っていたとしたら、そこを目指しているどこかのプロセスで違和感を覚えるはずです。「いや、こっちじゃない」と、理屈以前にピンとくるのです。 それは人間が持つ“勘(直感的に感じ取る能力)”。したがって、もし勘が働いたのなら足を止め、また方向を修正すればいい。
そういうことを繰り返しながら進んでいけば、やがて必ず③、つまり「ベストだと信じられるゴール」は見つかるものです。だから、そこを目指せばいいのです。 もちろん、そうやって進んでいくことは決して楽ではないでしょう。しかし、そのプロセスこそが④。「抗う」ことなのです。 そして、そうやって抗って進んだ先に目指すべき場所、行き着くべきゴールがあるもの。いいかえれば抗うことは、自分に適したゴールにつながった道を示しているのです。
印南 敦史 :作家、書評家