「なるようになる」がチャンスを引き寄せる必然 ばんばひろふみさんが言った「結果はひとつ」
ひとつ覚えていることがあります。いつものようになにかに悩み、電話をかけて相談したときのこと。あのときは、「これからどうやって生きていったらいいんだろう?」というような、青春時代にありがちなことで悩んでいたのだと思います。 そんなことを相談されたって、答えようがないですよね。 でもそのとき、ばんばさんはこう話してくれたのです。 「印南、いまおまえは苦しそうに悩んでいるよな。でも、苦しんで悪い方向に考えていくと、どんどんエスカレートして、悪い結果を呼び込んでしまうぞ。そういうもんや。
それに、苦しんでいようが楽観的でいようが、行き着く結果はひとつだけや。だったら楽観的でいたほうが楽やんか。『結果はひとつだ』と楽に考えていけば、それに見合ったいい結果が出るもんなんや」 本当にそのとおりだなと感じました。そしてそれ以来、なにかの問題に直面するたび、僕はこのことばを思い出すようにしています。 いまでは楽観的に考えることがすっかり根づいてしまったため、「のんきですね」などとツッコミが入ることすらあるのですが、それくらいでいい気がしています。
■ゴールへのプロセスこそが「抗う」意味 どんな物事にもゴールはあります。そしてそのゴールの形は、自分の気持ち次第でどのようにも変わるものです。 だからこそ、抗いたいという思いを抱きつつも、なかなかうまくいかないという方には、ぜひとも記憶にとどめておいていただきたいことがあります。 ゴールへ至る「抗い」のステップ ①いまがつらくても、ゴールがあることを信じる ②迷いを捨てて、そのゴールを目指す ③ゴールの先にあるものこそがベストだと信じる
④そのプロセスこそが「抗う」ことだと理解する まずは①。いまがつらいと、そのつらさが永遠に続いていくような気分になってしまいがちです。しかし現実的に、それはありえないことです。どれだけつらくても、生きている以上は地獄に落ちたわけではないのですから。 つまり、生きている以上は必ず、「なるようになる」形で物事にはケリがつくものなのです。いいかえれば、「ああ、やっとなんとかなった」と思えるその場所こそがゴール。