【大会15日目】日本がメダルラッシュ AMIが新競技ブレイキンで初代女王 メダルランキングは4位に浮上
◇パリオリンピック2024(大会15日目=日本時間9日、10日) 大会15日目、日本はメダルラッシュ。新競技のブレイキンでAMIが金メダル。レスリングでも2個の金メダル、スポーツクライミングでは17歳が銀メダルを獲得しました。 【画像】卓球男子団体は3位決定戦でフランスに惜敗 落胆する日本代表の選手たち
■新競技のブレイキンでAMIが“初代女王” 華麗なダンスで会場熱狂
パリオリンピックの新競技ブレイキンは、DJが流す音楽に合わせそれぞれパフォーマンスを披露。1対1の対決で「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」の5つの基準に基づいて採点を行います。 日本の湯浅亜実選手(25歳、ダンサー名=AMI)は予選リーグから華麗なステップやダイナミックなパワームーブで会場をわかせ、準々決勝へ。その後もSYSSY(フランス)やINDIA(オランダ)を破り決勝に勝ち進みます。 決勝ではNICKA選手(リトアニア)に対して、3ラウンドの戦いで3-0の勝利。初代女王に輝き、金メダルを手にしました。
■樋口黎が悲願の金メダル リオ五輪決勝雪辱果たす
リオオリンピックで銀メダルを獲得したレスリング男子フリースタイル57キロ級樋口黎選手。 3年前の東京オリンピックは落選し出場できませんでしたが、今大会は圧倒的な強さで決勝まで勝ち上がりました。 その決勝でアメリカのスペンサー リチャード・リー選手と対戦した樋口選手は第1ピリオド、相手に場外に出され先制ポイントを奪われるなど2ポイントを失います。 それでも第2ピリオド、相手の一瞬のすきを突き、タックルから相手のバックを取り、2対2の同点に追いつくと、その後は、相手の攻撃を耐えた樋口選手。ビッグポイントの差で勝利し、決勝で敗れたリオオリンピックから8年、悲願の金メダルを獲得しました。
■初出場の櫻井つぐみが金メダル獲得
リオオリンピックの決勝で吉田沙保里さんを破ったアメリカのマルーリス選手に準決勝で勝利するなど、決勝まで圧倒的な強さをみせ勝ち上がったレスリング女子57キロ級の櫻井つぐみ選手。 決勝はモルドバのアナスタシア・ニキタ選手と対戦しました。第1ピリオド、1分18秒で片足タックルからバックをとり2ポイントを先制した櫻井選手。さらに残り10秒、相手に攻められるも逆にバックを取り4対0で試合を折り返します。 第2ピリオドは相手の攻撃を耐えると、逆にポイントを奪った桜井選手。6対0で勝利し金メダルを獲得しました。