大学生が社会人に7―3勝利 野球の選抜交流戦 三重
硬式野球の三重県大学選抜と県社会人選抜の交流戦が30日、伊勢市楠部町のダイムスタジアム伊勢で7イニング制で行われた。県野球協議会主催の「第1回みえベースボールフェスタ」の一環として今年初めて行われ、県大学選抜が7―3で制した。 県大学選抜は工藤岳(皇學館大)ら5投手、県社会人選抜は畑口侑輝(三重高虎BC)6投手が継投。両軍投手陣がやや制球に苦しむ中、二回に9番坂口絢星(鈴鹿大)の中前適時打、1番浅井颯茉(皇學館大)の左翼線適時二塁打などで一挙4点を先制した県大学選抜が優位に試合を進めた。 県社会人選抜は1―7で迎えた最終七回、1死一塁で4番伊藤雄紀(ホンダ鈴鹿)が中越えに本塁打を放って2点を返す意地を見せた。さらに5番長野勇斗(ホンダ鈴鹿)も右前打で出塁したが、後続が倒れた。 県大学選抜は県内5つの大学・高専、県社会人選抜は県内3つの企業・クラブチームから各20選手が参加した。県内では企業・クラブチームが1つのチームで試合に出る機会は珍しく、主将を務めた成瀬要外野手(三重高虎BC)は「この機会に社会人も垣根を越えた交流が深まれば良い」と話した。