写真：ZHAO Shuai/MAO Jingdian（中国）/提供：ITTFWorld

＜パリパラリンピック卓球競技　日時：8月29日～9月7日　場所：サウスパリアリーナ4＞ 1日、パリパラリンピック卓球競技は4日目が終了し、各種目・クラスで試合が行われ、金メダルが決定した。 38年ぶりの開催となったパラリンピックのダブルス種目では、中国代表が全10種目のうち7種目で金メダルを獲得した。 また、混合ダブルスは今大会で初めて開催された種目であり、記念すべき最初の金メダルはZHAO Shuai/MAO Jingdian（中国）ペアが獲得し、パラ卓球の記録にその名を刻んだ。 優勝したZHAO Shuai/MAO Jingdianペアは準決勝ではビクトル・ディドゥク/イリーナ・シュンカロワ（ウクライナ）ペアと対戦し、ゲームカウント0-2とされるも、そこから3ゲームを連取し、ゲームカウント3-2で逆転勝利をした。 決勝戦では、同じく中国代表のPENG Weinan/XIONG Guiyanと対戦した。1、2ゲーム目を1度もリードされることなく奪取すると、3ゲーム目もその勢いのままに奪取。ゲームカウント3-0で勝利し、パラリンピックの混合ダブルス種目で初めての金メダル獲得となった。 ＜男子ダブルスMD4＞ 金メダル：ペテル・ロバス/ヤーン・リアポシュ（スロバキア） 銀メダル：チャン・ヨンジン/パク・ソンジュ（韓国） 銅メダル：チャ・スヨン/パク・ジンチョル（韓国）、ファビアン・ラミロー/ジュリアン・ミショー（フランス） ＜男子ダブルスMD8＞ 金メダル：CAO Ningning/FENG Panfeng（中国） 銀メダル：バレンティン・バウス/トーマス・シュミットベルガー（ドイツ） 銅メダル：アブドラ・オズトゥルク/ネシム・トゥラン（トルコ）、ワンチャイ・チャイウット/ユタジャック・グリンバンチュエン（タイ） ＜男子ダブルスMD14＞ 金メダル：LIAO Keli/YAN Shuo（中国） 銀メダル：ルンロット・タイニヨム/ピシット・ワンポンパタナシリ（タイ） 銅メダル：クレマン・ベルティエ/エステバン・エルロー（フランス）、ポール・カラバーダク/ビリー・シルトン（イギリス） ＜男子ダブルスMD18＞ 金メダル：パトリック・ホイノフスキ/ピオトル・グルジェン（ポーランド） 銀メダル：LIU Chaodong/ZHAO Yiqing（中国） 銅メダル：ルイスフィリペ・マナラ/クラウディオ・マサド（ブラジル）、LIAN Hao/ZHAO Shuai（中国） ＜女子ダブルスWD5＞ 金メダル：LIU Jing/XUE Juan（中国） 銀メダル：ソ・スヨン/ユン・ジユ（韓国） 銅メダル：カチア・オリベイラ/ジョイス・オリベイラ（ブラジル）、ダララット・アサユット/チルチットラリャク・ブットワンシリナ（タイ） ＜女子ダブルスWD10＞ 金メダル：GU Xiaodan/PAN Jiamin（中国） 銀メダル：ナダ・マティッチ/ボリスラワ・ペリックランコビッチ（セルビア） 銅メダル：カン・ウェジョン/イ・ミギュ（韓国）、チョン・ヨンア/ムン・ソンヘ（韓国） ＜女子ダブルスWD14＞ 金メダル：HUANG Wenjuan/JIN Yucheng（中国） 銀メダル：シュテファニー・グレーベ/ユリアネ・ウォルフ（ドイツ） 銅メダル：フェリシティ・ピカード/ブリー・トゥーミー（イギリス）、アイダ・フシッチダーレン/メレーテ・トバイテン（ノルウェー） ＜女子ダブルスWD20＞ 金メダル：リナ・リー/キアン・ヤン（オーストラリア） 銀メダル：LIN Tzu Yu/TIAN Shiau Wen(チャイニーズタイペイ） 銅メダル：ブルーナ・アレシャンドレ/ダニエレ・ラウエン（ブラジル）、ナタリア・パルティカ/カロリナ・ペク（ポーランド） ＜混合ダブルスXD7＞ 金メダル：FENG Panfeng/ZHOU Ying（中国） 銀メダル：ユタジャック・グリンバンチュエン/ウィジットラ・ジャイオン（タイ） 銅メダル：フロリアン・メリアン/フローラ・ボティエ（フランス）、ZHAI Xiang/GU Xiaodan（中国） ＜混合ダブルスXD17＞ 金メダル：ZHAO Shuai/MAO Jingdian（中国） 銀メダル：PENG Weinan/XIONG Guiyan（中国） 銅メダル：ビクトル・ディドゥク/イリーナ・シュンカロワ（ウクライナ）、ピオトル・グルジェン/カロリナ・ペク（ポーランド）

パリパラ五輪卓球競技とは

パリパラ五輪卓球競技は、混合ダブルスと男女ダブルス、男女シングルスの5種目行われ、障害の程度によってダブルスは全4クラス、シングルスでは全11クラスに分けられている。ダブルスではMD4、MD8、WD5、WD10、XD7が車いすで競技を行い、MD14、MD18、WD14、WD20、XD17は立位で行う。シングルスでは男女ともにクラス1～5が車いすで競技を行い、クラス6～10は立位で行う。また、クラス11は知的障害を持つ選手が出場する。