チエル、GIGA第2期に向け校務DXのセキュリティを強化
チエル株式会社は、シングルサインオンシステム「ExtraConsole Secure Network」を6月中にバージョンアップすることを発表した。バージョンアップによって、IDとパスワードに加えて多要素認証を組み合わせたセキュリティ強化が実現される。 【画像】ExtraConsole Secure Networkにおけるシングルサインオンのイメージ ExtraConsole Secure Networkは、IDとパスワードを一度入力してクラウドサービスや各種Webサービスにアクセスできるシングルサインオン(SSO)システムである。今回のアップデートにより、SIM認証やワンタイムパスワードなど、さまざまな認証方式を組み合わせることが可能となった。 文部科学省の「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」では、一切の情報アクセスを信頼しないゼロトラストの観点から校務支援システムへの不正アクセスを防止する重要性が示されている。 シングルサインオンを利用することで、セキュリティが確保された複数のクラウドサービスに1回の認証でアクセスできるため、利便性が向上し、認証の煩雑化によるリスクが低減される。 ExtraConsole Secure Networkでは、バージョンアップによって6月以降に利用できる「ID・パスワード+多要素認証」の生体認証と2次元コード認証のほか、さまざまな多要素認証方式が利用可能で、学校や自治体の運用状況やセキュリティポリシーに応じて最適な方式を選択できる。 <ID/パスワードレス認証> ・SIM認証 ・2次元コード認証 ・証明書認証 <パスワードレス認証> ・ID/生体認証 <ID/パスワード認証+多要素/多段階認証> ・ワンタイムパスワード(メール/Google Authenticator) ・属性値認証 ・生体認証(6月以降に利用可能) ・2次元コード認証(6月以降に利用可能) 同社は、GIGAスクール第2期に向けた校務DXのセキュリティ強化に取り組む学校や自治体に対して、より適切な選択肢を提供することを目指している。
こどもとIT,編集部
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