【有馬記念】ディープボンド、ツヤツヤこしあんボディーで体調◎大久保師「光って見えるよ」
ディープボンド(牡7、大久保)が4年連続の有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)に挑む。青鹿毛のきれいな馬体は「こしあんボディー」とも評される。馬の毛づやは状態の良しあしを測るものさしのひとつ。大久保師にレース直前の“こしあんボディー”をジャッジしてもらった。 ディープボンドは7歳を迎えるが、心身共に若々しい。師によると皮膚の薄さは特に評価できるという。「若馬みたいだよ。皮膚はいつも薄い。状態がいい時は毛がペタッと寝ていて、ツヤがある」。それに対して昨年の有馬記念は、「毛が逆立っていたし、ボワッとしていた。毛づやも光っていなかった」と説明する。京都大賞典→ジャパンC→有馬記念というローテーションで疲れがたまっていたのか、本来の力を見せず15着に敗れた。 今年も同じローテーションを予定していたが、疲労度などを考慮してジャパンCをスキップ。京都大賞典の後は放牧でリフレッシュし、有馬記念に備えた。「状態は今年の中で一番いい。寒い時期の方がいいだろうし、光って見えるよ。平子(助手)が一生懸命磨いて手入れしている」。まさにツヤツヤこしあんボディー。追い切りにまたがった幸騎手も「今回はすごく良い状態で出せそう」と評価するほどで、体調はバッチリだ。 国内G1は、これまで14回挑み、2着が4回。21年の有馬記念ではエフフォーリアの2着に入ったこともあり、舞台は歓迎だ。悲願の大逆転なるか。当日の馬体にも要注目だ。【下村琴葉】