ローソンの竹増社長「ノット・マイ・ビジネス」 セブン&アイ発の業界再編も気にせず
「ノット・マイ・ビジネス。自分たちのビジネスに集中していく。商品やサービスの価値創造力を磨いていくだけ。そして『どこかにコンビニある?』ではなく、『どこかにローソンある?』といわれるようになったとき、特段(他社のことを)何も気にすることがなくなるだろう」
--力を注ぐ中国事業において地政学的リスクなどはどう考える
「いろいろなリスクがあるのは承知の上。中国では地元のオーナー、パートナー企業と一緒に商品を作っている。(リスクの軽減には)『中国のローソン』になることが大切で、地元にとっての『街の一部』になっていきたい」
--経団連が選択的夫婦別姓制度の導入を要望している
「経団連の要望に賛同する。不便を被り、不平等感を持っている人がいる。世論が変わり、財界も提言している中、政府はこの問題に一度向き合った方がいい」(福田涼太郎)
■竹増貞信
たけます・さだのぶ 大阪大経済学部卒。1993年三菱商事入社。同社畜産部や広報部、社長業務秘書などを経て2014年にローソン副社長。16年から現職。大阪府出身、55歳。