「事業者、苦しい状況乗り越えて」 菅官房長官「コロナ時代の新たな日常のために」
菅義偉(よしひで)官房長官は15日、定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で企業の倒産が150件に上ったとの民間調査会社の報告について受け止めを問われ、「戦後最大とも言えるこの危機に対して中小・小規模事業者のみなさまは大変厳しい状況に置かれている。緊急事態宣言とそれに伴う自粛要請などの影響が実体経済にも影響し数値に表れている」と答えた。
菅長官は「これ以上の感染拡大を回避して可能な限り早期の終結を実現することが何より重要」と指摘。「一方、コロナの時代の新たな日常を取り戻していくためにも事業者のみなさまにはこの苦しい状況をなんとか乗り越えていただきたい。政府としても事業の継続と雇用をなんとしても守り抜く決意で、使途に制限のない持続化給付金や実質無利子無担保の融資などあらゆる政策を総動員して、みなさまの事業を支えたい」と述べた。