ローマ戦で退席処分を受けたACミランのフォンセカ監督（ロイター）

　イタリア1部（セリエA）のACミランは30日、前ポルト監督のセルジオ・コンセイソン氏（50）の新監督就任を発表した。26年6月30日までの1年半契約。同日にパウロ・フォンセカ監督（51）の解任が発表されていた。 【写真】ポルトガル代表F・コンセイソン。24年6月の欧州選手権1次Lチェコ戦で劇的決勝弾 　ポルトガル出身のフォンセカ監督を迎えた今季のACミランは欧州CLこそプレーオフ圏内につけているものの、リーグ戦は第18節を終えて8位。1試合少ないとはいえ首位のアタランタに勝ち点14差と苦戦しており、今季就任の指揮官に6カ月で見切りをつけた。 　後任のセルジオ・コンセイソン氏もポルトガル出身。現役時代はMFで、ラツィオ、パルマ、インテル・ミラノとセリアAでもプレーした。ポルトガル代表では56試合12得点。17年から古巣ポルトを率い、7年間でリーグ戦を3回、ポルトガル杯を4回、リーグ杯を1回制覇し、今年4月には28年まで契約を4年延長したが、昨季終了後に退任していた。 　ACミランは1月3日にイタリア・スーパー杯（リヤド）の準決勝でユベントスと対戦。ユベントスにはセルジオ・コンセイソン氏の息子でポルトガル代表FWのフランシスコ・コンセイソンが所属している。新監督は「この冒険に挑戦できることを誇りに思う。勝つためには熱いハートと冷静な頭脳が必要。我々は偉大なクラブにふさわしい存在でなければいけない」と抱負を述べ、「時間はあまりないが、それは言い訳にはならない」と語った。