【バドミントン】「割り切って、自分ができることでしっかり勝負していきたい」(山口茜) パリ五輪に向けて直前合宿中!
パリ五輪に出場する日本代表は、7月11日から味の素ナショナルトレーニングセンターで直前強化合宿を実施している。7月12日、メディアに向けて練習を公開し、選手が囲み取材に応じた。 以下は女子シングルスに出場する山口茜のコメント。 ――5月のユーバー杯で右脚をケガ。状態は よくなっていると思います。反応とかはまだよくないなとは思いますけど、動きに関しては、痛みはなく動けている状態になっています。 ――過去2回のオリンピックでは涙もあった。どういう結果なら、笑って終われると思うか 結果でどうこうというよりは、自分のプレーの内容でちゃんと満足してできれば。縮こまったプレーで、相手にずっと主導権を握られっぱなしで終わるとかはないように。自分からラリーをつくったり、自分からどんどん思い切ったプレーをしていって、その結果負けるのは仕方ないと思うので、何もできないまま終わるとか、浮足立ったまま終わってしまうということがないようにしたい。自分でしっかり考えて、やれることをやっていければいいのかなと思います。 ――このあとは、どういったところの調整を行なっていく予定か まだ戦術というよりは、自分の動き、スピードとかを上げていかないといけないと思うし、試合とかもなかなかできていないので、それがどれだけ続けられるのかというのは自分でも正直わからないところもあります。あと少ししか時間がないですが、そこは今から調整というよりは、しっかり強化するくらいの気持ちでもう一回やって。まだ試合どうこうというよりは、自分のベースを引き上げるというところ。自分ができることをしっかりやっていきたいと思っています。 ――状態としては何パーセントか 痛みがないとか、そういうことに関しては100パーセントですが、自分がすごく調子がいいときに比べると、6~7割くらいなのかなと思います。 ――オリンピックは3回目。過去、オリンピックに向かうときと比べて変化は (オリンピックを迎える状況は)全部違った感じだったので、違いはあると思います。今回は、オリンピックに向けてというよりは、ケガもあって準備が駆け足になってしまったところがあるので、しっかり練習しようという感じですね。 ――このタイミングでの6~7割というところでの不安は しっかり準備が整ってというよりは、もうできることをやろうという、割り切っている気持ちが強いので、それを自分の中でいい方向に捉えて。自分自身もあまりプレッシャーをかけずに、できることでしっかり勝負していきたいなという気持ちです。 ――ぶっつけ本番で、余計なことを考えすぎずに、前向きにいけるという捉え方もある はい、そうです。もうできることしかできないので、変に焦らずに、できることでしっかりやっていきたいなと。ある意味、開き直って落ち着いている状況だと思うので、そこは前向きに捉えています。シードも4シードが取れなかったですけど、その分、向かっていける気持ちももてるのかなと思う。どんどん積極的なプレーができればいいのかなと思います。
バドミントン・マガジン編集部