三重県内唯一のフルマラソンに約8200人が汗 松阪牛のさいころステーキの振る舞いも 優勝はキルギスの選手
三重県内唯一のフルマラソン「みえ松阪マラソン」が15日に開かれ、3つの部門にあわせて約1万人が参加し、豪商のまち松阪を駆け抜けました。 3回目を迎えるみえ松阪マラソン、マラソンの部には2大会連続で優勝している川内優輝選手ら3人の招待選手をはじめ、全国各地から約8200人が参加しました。 レースは市内中心部にあるクラギ文化ホールを出発点に、郊外の松阪市総合運動公園までの42.195キロで行われました。 15日の松阪市は日差しに恵まれたものの冷たい風が吹き付けるコンディションとなりましたが、参加したランナーたちは沿道からの声援に応える力強い走りで、制限時間7時間以内のゴールを目指していました。 松阪市の歴史情緒あふれる町並みや自然豊かな田園風景を駆け抜けるコースの途中には、松阪牛のさいころステーキなどご当地グルメの振る舞いが行われ、ランナーにパワーを与えていました。 ランナーからは「めちゃくちゃおいしい。このために来た」「おいしい」との声が上がっていました。 ゴール直前の坂道をトップで駆け上がってきたのは、みえ松阪マラソン初出場、キルギスのテャプキン・イリア選手。2時間16分53秒の自己ベストを更新する記録で初優勝を果たしました。 テャプキン選手は「気持ち良く走った。特に応援が素晴らしかったので、どんどん力が出てきた。今年最後のレースだった。3月にはアジア大会に出る予定。日本にまた走りに来たい」と笑顔を見せていました。 また、女子の部では井野光子選手が2時間43分56秒で優勝を飾りました。