SUMIRE×兵頭功海 「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」制作秘話と共演者達への思い
WWD:本作にはどのようなメッセージが込められていると感じる?
兵頭:ドラマの世界だけではなく、誰かにとって都合が悪い情報が世の中に発信されそうになった時、それを消そうとするようにさまざまな話題が流されていることって、実際にあるのだと思います。多くの人が表面的な情報を信じてしまう中で、鋭い視点を持ってほしいというのがこの作品が伝えたいことなんじゃないかな、と感じました。
SUMIRE:私自身、あまり追いつけていない部分もあるんですが、今ってSNSがメインのような時代じゃないですか。本当は真実ではないとしても、SNSで発信されていることをそのまま信じてしまう人もいるかもしれないーー自分で考えて答えを持つことが減って、だんだんと自分の意見がなくなっている世の中になってしまっているように思います。この作品には、「自分自身を大切にすることで、より良い道が開ける」ということに気づいてもらいたいという意図があるのかもしれない。私もこの作品を通じて、自分の軸を大切にしていきたいと改めて感じました。
WWD:若くして活躍するお二人。今後俳優として挑戦したいことは?
SUMIRE:以前からアクションに挑戦したいという気持ちがあったのですが、今回の作品を通じて、もっと極めたいという気持ちになりました。映画を観ていても、アクションのシーンに一瞬で引き込まれてしまいます。そうやって私も、観る人を魅了できるようになりたいですね。
兵頭:楽しい作品だけではなく、悲しくなってしまうような作品も好きなので、切ない純愛ストーリーにもチャレンジしてみたいですね。そして最近「今の年齢だからこそできる演技、残せる作品があるんじゃないか」と考えるようになりました。自分の変化や成長と共に役柄にもいい影響をもたらせたらいいなと思います。
2人が制作スタッフに贈るメッセージ
撮影期間や作品に込めた想いを聞かせてくれたSUMIREと兵頭。最後に、長い撮影期間を共にしたキャストや制作スタッフに向けたエピソードを、ホリデーに向け贈りたいギフトを添えて聞かせてくれた。