SUMIRE×兵頭功海 「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」制作秘話と共演者達への思い
兵頭:僕は海外渡航にあまり慣れていないので、空港のチェックアウトやWi-fiの接続に手こずってしまったのですが、SUMIREさんに色々教えてもらいました。撮影中もフラットに話せる、心強い仲間でした。
WWD:“偽インフォーマ”3人、現地ではどのように過ごしましたか?
兵頭:現地で少し時間ができて、池内さんと僕達3人で食事に行くことになったんです。僕達は何となく日本料理を食べに行こうとしてたのですが、池内さんが「せっかく来たんだから!」とホテルから少し歩いた屋台に連れて行ってくれることに。本場のタイ料理に少し圧倒されながらも「ここでしか食べられない」と思い楽しみました。その後池内さんがバーに連れて行ってくれて、少しお酒も飲んだり。まだタイに着いて数日なのに、池内さんはもうボトルキープまでしているんです(笑)。
SUMIRE:池内さんは、作中は怖い役柄ですが、普段は本当に優しくて可愛らしい人。プライベートも含めてすごくバランスが良い3人で、今回ご一緒できてうれしかったです。
WWD:タイでの1カ月の撮影はどのように進んだ?
兵頭:とても過酷でした。毎日のようにスコールが降るのですが、濡れた地面もすぐに乾いてしまうほど暑いんです。気温が40度ぐらいあり、ずっとスチームサウナの中にいるような状態。スタッフ全員の支えがあってこその撮影期間でした。
SUMIRE:私達役者が倒れてしまったらどうにもならないということもあるとは思いますが、本当にその場にいた全員が助け合っていたと思います。「これはみんなで作り上げるものなんだ」と強く感じた1カ月でした。
兵頭:帰国して日本パートの撮影をしている時も、タイでの過酷な撮影を経験したメンバーの結束力は強かったと思います。今でもスタッフ同士で集まることもあるんですよ。
WWD:灼熱のタイで行われた過酷な撮影、特に記憶に残るシーンは?
SUMIRE:やっぱりアクションシーンは難しかったです。特に序盤の屋上のシーンでは、2人を相手にアクションをしていたので、動き方にも工夫が必要でした。映像で観ると自分で思っているよりも動けていなかったり。でも私、ちょっと負けず嫌いなところがあるので、できないのが悔しくて…撮影中は優吉をはじめ他の人のアクションも見ることができので、すごく勉強になりました。