菅野智之を獲得したオリオールズ、投手陣の補強に躍起「バーンズは高すぎる」地元メディアは“ドジャースWS胴上げ投手”を推薦「検討する価値がある」
現地12月16日に菅野智之との契約を発表したボルティモア・オリオールズが、さらなる投手の補強を進めている。今オフにエースのコービン・バーンズがFAとなり、カイル・ブラディッシュとタイラー・ウェルズはトミー・ジョン手術。チームは投手を必要としている。 【画像】白シャツ姿、タキシードに、ニット姿まで!ユニホーム姿“じゃない”大谷翔平を厳選してお届け! オリオールズ専門メディア『Birds Watcher』は、6~8年で2億ドル(約307億円)以上とも言われているバーンズは「オリオールズにとって高すぎる」と、再契約の可能性はないと予想。「幸いにも市場にはチームを助けてくれる低コストの選択肢がいくつかある」と続けた。 同メディアが推薦したのは、2024年のワールドシリーズ胴上げ投手で、今オフにロサンゼルス・ドジャースからFAとなったウォーカー・ビューラーだった。 「バーンズが去った後のエースはビューラーだ。ジャック・フラハティ(ドジャースからFA)、ショーン・マナエア(ニューヨーク・メッツからFA)、ニック・ピベッタ(ボストン・レッドソックスからFA)も選択肢ではあるが、プレーオフでの活躍を見る限り、ビューラーにかけるのが賢明だろう。エースとしての可能性を秘めている」 2度目のトミー・ジョン手術から復帰した24年、ビューラーはレギュラーシーズンで1勝6敗、防御率5.38と散々な出来だった。しかし、ポストシーズンで調子を取り戻し、先発したメッツとのリーグ優勝決定シリーズ、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズでは、それぞれ4回と5回を無失点で切り抜けた。さらにワールドシリーズ第5戦では、中1日ながら9回に登板。見事に三者凡退で仕留めて胴上げ投手となっている。 「ポストシーズンで印象的な活躍をしたが、レギュラーシーズンで苦戦したことで、金額はかなり下がったと見ている。バーンズに代わるエースを探しているオリオールズにとって、実力的にも価格的にもビューラーは検討する価値がある」 24年に大谷翔平、山本由伸と共闘したビューラーが、25年に菅野とチームメイトになるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部