「美味しすぎて腰抜かした…」子どもがメインより先に食べる“もやしおかず”に425万再生「次は倍量で作る」
■大事なのは子どもと楽しい食卓を囲むこと 肩の力を抜いて楽に料理をして欲しい
――調理師免許をお持ちで「偏食っ子も食いつくレシピ」を多数投稿されているakaさん。偏食や野菜嫌いの子どもに完食してもらうために重要なこととは、何だと思いますか。 「子どもは見た目や味はもちろんですが、食感や匂いにも敏感です。私は、苦手な食材を混ぜたりして分からなくするより、子どもが『これは苦手な野菜だ』と認識した上で、それでも食べることができたという、達成感に近い感覚を与える機会にするほうが重要だと感じています」 ――確かに、苦手なものに挑戦したという自信になります。 「また、ご飯のときに『シャキシャキしてるよ!』と食感の楽しさを伝えたり、『みんなで食べると美味しいね!』『次はこの苦手なものも食べられるかな?』などと声をかけたりするようにしています。料理のコツを知るのも重要ですが、食育を通して子どもと向き合うのも大切なことではないでしょうか。私も毎日はできませんが、なるべく心がけるようにしています」 ――akaさん自身も、お子さんたちの偏食や野菜嫌いを経験されていますよね。 「野菜が嫌いな子どもは、本当に食べてくれません(笑)。正直、昨日は食べたのに今日は拒否する、なんてことも日常茶飯事です。うちの2歳児にいたっては、見た目で無理だと思ったらゴミ箱に捨てに行ってしまうぐらいの強敵で、何度も心が折れました…。『どうせ食べてくれないやん』と、そんな風に諦めて料理をしなくなったこともあります」 ――子どものことを思って料理をしているからこそ、辛いことだと思います。 「そうですね。けれど今は、あまり過度な期待はせずに、とりあえず出すことにしています。食べてくれなくても『今日は無理なんかーい!』と、そのぐらいの心の余裕が大事なのかもしれません。食べないことにイライラして、お子さんに『ご飯が楽しくない』と思わせてしまわないためにも、まずはお母さんが肩の力を抜いて楽にご飯を作って欲しいなと思います」 ――最後に、子どもの偏食や野菜嫌いに悩まされているパパやママに、アドバイスをお願いします。 「偏食っ子が偏食でなくなる、そんなことは夢のまた夢だと私は感じています。ただし、食への興味や関心は、親の食事時間の声かけで大きく変わります。何をどう調理するかも大事ですが、子どもと向き合って食事をすること、楽しい食卓を囲むことが、偏食を改善する大きな一歩に繋がるのではないでしょうか。あと、食べられたことを存分に褒めてあげること! 子どもは純粋なので、それだけでも十分に変わりますよ。私が身をもって体験したことなので、どうかお子さんと気長に向き合ってあげてください」