「大谷翔平が目の前に!」ワールドシリーズ現地観戦で感動…“日本人が知らない”ドジャースファンの優しさと野球愛「マツザカも凄かったね」
ワールドシリーズ第1戦をLAで観戦したメモラビリア愛好家Aki氏。ドジャースタジアムで味わった最高の雰囲気を観戦記にて残す。〈NumberWebオリジナル/全3回の第2回〉 【写真】仲良しテオに「ムギュ!ムギュ!」強烈ハグする大谷はこの笑顔!大谷が由伸に“ムキムキすぎ腕”でシャンパンぶっかけ、普段はクールなベッツも超ノリノリ…祝WS制覇【翔平とドジャースの幸せな関係】を全部見る
「NYから来たよ」「チケット代高いね」
日本を金曜の午後に出発し、時差の関係で現地金曜日の昼にドジャースタジアムに到着した。試合開始4時間前だが、辺りにはドジャース、ヤンキースのユニフォームを着用したファンで溢れていた。 「GO DODGERS!」「GO YANKEES!」 すでにファン同士の応援合戦は始まっていた。ロサンゼルスは晴天の青空、気温も夏の灼熱というほどではないが、まだ夏のような汗ばむ陽気の中、すでにファンも熱くこの瞬間を楽しんでいた。 開場を待っている間、ヤンキースユニ姿のファンに話し掛けてみると、こんなふうに笑っていた。 「ニューヨークから来たよ」 「チケットはとてもとても高かった」 入場ゲートは開門を待つ長蛇の列。ゲートオープンする際はいつも気分が高まるが、今回の高揚感は半端ない。電子チケットをスキャンし、手荷物検査、いよいよ入場だ。入場すると球場でブンブン振り回すタオルも配布された。すぐにみんな球場へ向かうのかと思いきやショップの方に向かうファンが多かった。ワールドシリーズの限定グッズ狙いだろう。筆者もお目当てはあったのだが、まずは練習見学をしたかったので、レフト側の外野側へ向かった。
試合前練習、目の前に大谷翔平が…
ドジャースが試合前の練習をしているタイミングで、ちょうど大谷翔平もキャッチボールをしていた。 キャッチボールの後は投球練習。リハビリの経過も順調なようだ。至近距離だったので「ワールドシリーズ全力で楽しんでください!」と、目の前でひと声掛けることができた。投球練習後に使用したボールを掲げてスタンドのファンを盛り上げる仕草は野球少年そのもので、この瞬間を存分に楽しんでいる様子が伝わってきた。 ドジャースの練習が終わり、ヤンキースの練習が始まるころには、平日の夕方とは思えないぐらいの人が通路に殺到していた。ショップは全て行列しており、通路も東京ドームの巨人戦やWBC以上の大混雑。例えるなら朝の山手線各駅のようで、自席に向かうのも一苦労だった。 長蛇の列を抜けて2階へ向かうエスカレーター、螺旋階段をひたすら登り、7階へ。通路のない座席を抜けて辿り着いたのが、3塁側・最上段の最後列だった。選手は米粒ぐらいにしか見えないものの、最後列だけに風が吹き抜けてとても心地よかった。この席で780ドル(約11万7000円)。それでもワールドシリーズの熱気は十分に味わえるし、むしろグラウンドも観客も一望でき、球場全体の熱気を感じるには最高の席かもしれない。 この雰囲気を味わえるのは球場に足を運んだ5万2394人だけの特権だ。なおこの日はビリー・アイリッシュやジョン・レジェンド、ケンドリック・ラマー、クリス・プラット、ジェニファー・ローレンス、ジェイソン・ベイトマン、アシュトン・カッチャー、ジム・ハーパーなど歌手や俳優、スポーツ界などのセレブ達もいたらしい。 試合前のセレモニー、選手入場から国歌斉唱、上空には航空機が通過して花火が上がる。この時点で球場のボルテージも最高潮だ。試合を少し見たあと、このまま座って見ているのももったいないな、と買い物がてら球場内を散歩しつつ観戦することにした。〈このラインの内側なら立って観ていいよ〉と示されたバックネット裏や一塁側から、外野外にあるテラス席からは大型画面で観たり、と存分にドジャースタジアムの雰囲気を楽しんだ。
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