ラブコメ映画の金字塔『ノッティングヒルの恋人』の続編が作られなかったわけが発覚「ジュリア・ロバーツにお粗末だと言われたから」
1999年に公開されたラブコメ映画の名作『ノッティングヒルの恋人』。ジュリア・ロバーツ演じるハリウッド女優とノッティングヒルに住む冴えない書店主の恋を描いた作品で、エルヴィス・コステロが歌う主題歌「She」と共に今も多くの人に愛されている。 【写真】ジュリア・ロバーツほか、海外セレブの髪型ビフォーアフター! 90年代と今の髪型比べてみた
ファンからは「主人公2人のその後が見たい」と続編を望む声も上がっていたが、結局実現しなかった。この作品の制作総指揮で脚本を担当したリチャード・カーティスがその理由について語った。カーティスは映画監督でもあり、『ラブ・アクチュアリー』の監督として有名。最近のインタビューで作品の続編を制作することについてどう思うかと聞かれると「『ノッティングヒル』の続編をやろうと思ったことがある。2人が離婚するっていう展開でね。でもジュリアはそれをお粗末なアイディアだと思ったんだ」。主演のジュリアに反対されて実現しなかったことを暴露した。
ちなみに書店主を演じたヒュー・グラントの方はカーティスのアイディアに賛同していた可能性が大。彼は2020年のインタビューで「僕の演じたキャラクターとジュリアの役はその後、金のかかる厄介な弁護士たちが絡む想像を絶するような醜い離婚劇を経験したと確信している」と発言。さらにHBOのSNSアカウントで開催されたQAセッションでも「泥沼の離婚劇を描く続編をやりたい」「親権争いに巻き込まれ、涙に暮れ、永遠に治らない精神的な傷を負った子どもたちも登場するんだ。ぜひ出演したいね」とコメントしていた。実現していたらジュリアのようなロマンティックな観客と、ヒューのようなシニカルな観客に分かれて賛否両論になっていたのは間違いなさそう。