「なぜ作ろうと思った!」予約殺到〝ガラスのお寿司〟 美しく透き通るネタ、シャリのつぶつぶもすごい
ガラス×お寿司のまちづくり
「すしのまちとやま」を担当する富山市観光協会の太田直さんは、「寿司とガラスを組み合わせたら、ものすごいコンテンツになることを発見できました。これは富山市にしかできないオリジナルのコンテンツです」と話します。 太田さんによると、富山は江戸時代に「くすりの富山」として名を馳せ、ガラスの薬びんの産地に発展しました。 1980年代にはガラス作家の育成に取り組み、1991年には全国初で唯一の公立ガラスアート専門学校・富山ガラス造形研究所を設立。2015年には富山市ガラス美術館も開館しました。 ガラスをテーマにしたまちづくりに取り組んできた富山市が昨年12月に始めたのが、観光推進事業「すしのまちとやま」です。 100年以上の歴史がある名産「ます寿司」のほか、「きときと(富山の方言で『新鮮』)」な魚を使ったお寿司を国内外の人に知ってもらおうとPRしています。 太田さんはXでの反響を受け、「『富山市=寿司のまち』はまだまだ認知度不足のため、『ガラスのまちとやま』と『すしのまちとやま』の魅力や認知度の拡大につながれば」と期待します。 「お寿司のガラス作りとおいしいお寿司を食べに、『すしのまちとやま』を旅の目的地に選んでくれる方が増えると大変うれしいです」