レヴァークーゼンのブンデス連覇はある? 序盤は苦戦も、X・アロンソが見せた対応力「スタイルを1つだけにはしたくない」
現在はバイエルンとの勝ち点差が4
昨季はブンデスリーガ無敗優勝と完璧なシーズンを過ごしたレヴァークーゼンだったが、今季の立ち上がりは鈍かった。どこか歯車が噛み合わず、ライプツィヒに2-3、格下のホルシュタイン・キールと2-2、ブレーメンとも2-2、ボーフムとは1-1で引き分けるなど、序盤のうちに勝ち点を取りこぼしてしまったのだ。 見事だったのは、そこからの指揮官シャビ・アロンソの対応だろう。昨季の大成功で世界が注目する指揮官となったわけだが、困難な場面でこそ真の手腕が問われる。 アロンソは昨季から3バックをベースとしてきたが、今季は途中から4バックも採用し始めた。11月のウニオン・ベルリン戦、12月に行われたDFBポカール・ベスト16のバイエルン戦でも4バックをベースに勝利を収めた。 この4バックが抜群に機能したとまでは言えないが、引き出しを増やすことは重要だ。独『Kicker』によると、アロンソも1つだけのことをやりたくないと語っている。 「我々は正しい道を歩んでいると思うし、前向きだ。スタイルを1つだけにはしたくない。常に同じことをしないよう、チームを成長させたい。プランが1つしかないのは危険だ」 1-1で引き分けた11月9日のボーフム戦より、レヴァークーゼンはここまで8連勝と調子を取り戻している。FWパトリック・シックの爆発もあり、首位バイエルンとの勝ち点差を4ポイントに縮めて前半戦を終えた。 アロンソは「まだ12月だ。まだ前半だし、謙虚でいないとね。現時点で順位は重要ではない」と後半戦を見据えていて、このポイント差であれば十分に逆転可能だ。一時は諦めかけたブンデスリーガ連覇の夢も見えてきており、後半戦が楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部
【関連記事】
- 2024年最も印象的だったゴールはどれ? 英紙も驚いた浦和FWサンタナ、福岡FWザヘディの超ロングシュートに、ベリンガムの劇的弾も
- ヤマル、エステヴァン、エンドリック、ギュレルら驚異の才能を持つ“10代プレイヤー”たち 2024年はティーンエイジャー大活躍の1年に
- バルサのカンテラ最大の後悔? ビラジョアナ氏の心残りはポグバとも比較された大型MF「彼に出したオファーは良いものだったと思うが……」
- 2024年はスペイン“新・黄金期”の幕開けなのか デ・ラ・フエンテが取り戻した南アフリカW杯制覇のメンタリティ
- C・ロナウド、B・シウバ、メッシ、ククレジャ、P・ネト サッカー選手たちが家族とパシャリなクリスマス写真の数々