「仮装しても浮く」「人がいなくて悲しい」渋谷・新宿・池袋…規制で変わりゆくハロウィン
この日は、区の職員が6人一組で路上飲酒などを警戒して回った。歌舞伎町でも仮装姿はほとんどみられなかった。
◆池袋
新宿にもハロウィンの自粛ムードが高まったことで、今年はさらに約4キロ北の池袋の繁華街に若者が流入するのではないか、との予想もあった。
有給を取得して訪れたという40代の女性が「渋谷では(過去に)車が押し倒されたりして怖いから池袋に来た」と話すように、渋谷や新宿の状況が池袋の人出に影響を与えた可能性は否めない。
「万が一を想定し、警備員を増員している」。豊島区の担当者は警戒を強めていたが、商店街でパン店を営む男性は「トラブルもなくいつもの池袋という感じ」と語る。
池袋でも仮装した人はまばら。友人と一緒にアニメキャラクターに扮していた10代の女子大学生は「思ったより人がいなくて悲しい。もっと盛り上がりたい」と話した。(宮崎秀太、堀川玲、塚脇亮太)