国宝・白水阿弥陀堂に「極楽浄土」 建立当時の姿も、11月2日から映像投影
福島県いわき市の国宝建造物・白水阿弥陀堂の建立当時の姿をプロジェクションマッピングで再現する取り組みが11月2~10日、同阿弥陀堂で行われる。堂内の壁や天井に蓮(はす)の花や彼岸花を投影し、極楽浄土の世界を表現する。30日、報道陣に公開された。 昨年は9月の記録的な豪雨で浸水被害を受けて見合わせていたため、2年ぶりの実施となった。映像では、平安後期に建立された同阿弥陀堂に描かれていたとされる極楽浄土の世界を再現。「蓮の誘う、天上への旅路」をテーマに、建立当時の同阿弥陀堂の姿も映し出している。境内の紅葉のライトアップもしている。 拝観料は中学生以上千円、小学生以下500円。未就学児は無料。時間は午後5時~同8時半(最終受け付け同8時)。問い合わせは市観光振興課(電話0246・22・7477、平日午前8時半~午後5時)へ。
福島民友新聞