【福岡ボート(サマータイム)一般】揺らぐ〝航走タイム上位=良機の予備軍〟の法則
<12日・福岡ボート・3日目> <記者コラム・森大輔の勝ち組の法則> 当地のエンジンはタイムが正確なこともあって、エンジン登録時の航走タイム上位がそのまま良機になることが多く〝航走タイム上位=良機の予備軍〟という法則が成り立っていました。その法則が現エンジンも通用するのかを検証してみます。 現エンジンの航走タイム上位の表を見てください。表の13基中3基がAランクとなっていますが、SやA+ランクは一基もなし。しかも、この3基も近況はやや下降線で、Bランクへ降格する寸前なので〝航走タイム上位=良機の予備軍〟という法則が揺らいでいるのが分かります。 実は現エンジンだけでなく前回や前々回のエンジンも、この法則通りではありませんでした。細かく言えばエンジン導入当初はこの法則が成り立つのですが、途中から法則通りにならなくなっています。理由は中間整備で大化けするエンジンが増加しているからです。 中間整備が施されたエンジンが出てくると、初期にAランクだったエンジンを追い越して、一気にエンジン素性の上位に位置するようになっています。今回の43号機(武田正紀)が好例で、中間整備で特にギアケース交換をされたエンジンが化ける確率が高く、43号機以外では12、15、20、22、23、25、26、56、59の9基も絶賛確変中なので、ここからエース機が誕生しそうなムードです。