食器は専門店より「雑貨店や骨董市」で選ぶ。幸せな台所のつくり方
台所や食卓がときめきでいっぱいになるのコツを紹介します。世界各国のさまざまなテイストのものが混在する色彩感覚が楽しい台所で暮らすのは、イラストレーターのよしいちひろさん。器や食器の選び方や合わせ方についてレポートします。 【写真】 バラバラの家族飯碗
食器はバラバラのものを組み合わせるのが好き
イラストレーターとして活躍するよしいさん宅の食器棚は、そろっているものがほとんどなく、個性的で存在感のある器や道具がぎっしりと並びます。 「『かわいいな』『使ってみたいな』と直感的に選んでいるので、1枚や2枚しかないものばかり。色も形も違います。ピシッとそろっているよりも、バラバラのものを組み合わせるのが好きなんです」 そのルーツはフランスのヴィンテージ、中国の雑器、フィンランドのガラス、チェコのカップ、イギリス在住の日本人陶芸家…と、国も文化もさまざま。国内外のショップやマーケットで、少しずつ集めてきたのだそう。 「洋服をコーディネートするように、器と器、器と料理を組み合わせるのが楽しくて。ブランドやルーツにこだわらず、どう合わせようかなと考える時間が幸せです」
器は出合いを大切に、雑貨店や骨董市で
よしいさんが器を見つけるのは専門店よりも雑貨店や骨董市。 「気になるものを見つけたら、とにかくネットで検索して探します。関西人なので、おトクな価格にもこだわりますよ(笑)」 ワイングラスもバラバラ。タイの鍋をトレーに見立て、ワインボトルやグラスをのせてそのままテーブルへ。おもてなしの演出にもなっています。 手に入れた愛しい器たちは、抜群の色彩感覚で組み合わせを楽しみます。自分流の使い道を考えるのも得意です。 「最近は少しだけ、おかずを盛ることを意識して器を選ぶようになりましたが、和食だから和食器なんて考えたことはありません」
洋服を選ぶように器を選び、組み合わせる
チェコで買った小さめのデミタスカップに、日本の茶托やベルギーの小皿を合わせて。 グラスやティーカップ、茶托になる小皿などを一か所にまとめています。 家族の飯碗もバラバラ。上から母用はアーバンリサーチドアーズで、息子用はキントーで購入。夫用は磁今の飯碗。
直感的に選んだもので食卓を彩る
サヴール ブロカントで購入した絵皿や、プチミュゼで購入したガラスボウルで朝食を。 「コレクションになってきた」というペーパーナプキン。イケアで買うことが多い。
ESSEonline編集部